対処法

防災の知恵袋〜赤ちゃんと一緒に逃げる〜

みなさん、こんにちは。巨大地震や豪雨被害など、いつ誰がどこで被災してもおかしくない今の日本。何かあっても、できるなら赤ちゃんと共に災害から逃げたいと思いますよね。今回は、「いざという時」に備えておける、防災の正しいノウハウをご紹介します。

「減災」から「備災」へ備えることが最新の防災

・21世紀前半に、巨大地震が2つ起こると言われています。
 これから起こると言われる巨大地震の一つが「首都直下型地震」です。
これは文字通り、首都圏の直下が震源地となりマグニチュードクラスの地震が起こり、首都の機能が麻痺して3万人以上の死者が出るなど、、甚大な被害が予想されています。
もう一つが、「南海トラフ地震」です。駿河震源地となり、東海、近畿、四国、九州などの広い範囲にわたって震度6〜7の巨大地震が起こります。2つの巨大地震が今後30年以内に起こる確率は、70〜80%だと政府が正式に発表しています。つまり、明日や今日に起こってもおかしくない状態です。
阪神・淡路大震災が起こってから、災いを少しでも減らそうという「減災」の考えがありましたが、最近では、災害は必ず来て避けられないもので、しっかり備えるという「備災」という考え方が提唱されてきています。

自宅避難という選択肢

・自宅が立ったのが1981年以降なら、耐震性能はOK
 備えるためには、自分の住居や環境のリスクを知ることが第一歩です。
1981年に建築の基準が変わり、その年以降に立った建物ならまず耐震性(地震に対する建物の強さ)はクリアしています。ただ、海や川、山が近いという立地は、地盤の面でも不安があります。各自治体のホームページには、地震の時の地域ごとの危険度が5段階で出ています。自宅の地域にはどのような危険があるのかをしっかり知っておくことも大切です。

災害が起こったときに大切なことは、「生き残ること」です。巨大地震が起こったら、揺れがおさまるまで、命を守ることを第一に考えましょう
地震直後でいろんなものが散乱した道路を赤ちゃんを連れて移動するのは危険です。余震の心配もあります。
自宅が倒壊する心配のない場合は慌てて避難所に行ったりするより自宅にいた方がいいでしょう。
これを「在宅避難」や「自宅避難」と言います。
・家具の転倒とガラスの飛散を防止する対策は徹底的に!!
 賃貸で壁に穴などを開けるなどが難しい場合は、「家具転倒防止板」などといった、家具が少し後傾するように下に敷く板を使うといいです。さらに、上には突っ張りタイプの転倒防止グッズをつければ、転倒はかなり防げるはずです。分譲住宅であれば、背の高い家具は壁に埋め込み金具でガッチリ固定するなど徹底的に対策をしてください。
 転倒防止板などはホームセンターの防災コーナーにもありますし、ネットでも購入ができます。ガラスには飛散防止フィルムが最適です。揺れがひどいとガラスが粉々に割れて室内に飛び散ることがあります。赤ちゃんを窓の近くに寝かせるのは絶対にNGです!今窓際で寝ている方は、寝る場所を変えることをお勧めします。飛散防止フィルムは、食器棚や鏡など、室内の割れそうなものに貼れば安心です。
・実際にぐらっときたら
 まずは、自分と赤ちゃんの頭を守ってください。抱いた赤ちゃんの頭を包み込むように前傾し丸まってください。できるだけ安全な場所で、その姿勢のまま揺れがおさまるのを待ちましょう。テーブルの下に入れれば、さらに安全です。トイレも三方を壁に囲まれているので、比較的安全あ場所と言われています。トイレのドアを開けておくことを忘れずに、窓際からは離れるようにしてください。
・1981年以前に建った住宅に住んでいる方
 家の中にいては逆に危険です。いつ倒産したり潰れたりするかわかりません。自分と赤ちゃんの頭を守りながら、揺れたら外に出て何もない広い場所に避難してください。避難所に行く時は抱っこかおんぶで。ベビーカーでは進めず危険です。

避難所生活は想像以上に過酷

・赤ちゃん連れで避難しなければならない場合は、「福祉避難所」へ!
 被災者の中には、赤ちゃんが泣くと文句を言ったり、冷たい視線を向ける人が必ずいます。そのような環境下はママにとっても相当なストレスです。「福祉避難所」には、高齢者、妊婦、乳幼児など、一般の避難所では生活が困難で、特に配慮が必要な人たちを対象とした避難所です。どの地域に設置されているかは各自治体に問い合わせればわかります。

・生き延びるのための備蓄は水・食料・猫砂の3つを
 人間が生きていくのに必要なのが水です。最低限1人1日に1リットルを家族分×1週間分は備蓄が必要です。トイレタンク内の水や冷蔵庫の製氷機の水も飲めます。タンクは流すたびに入れ替わり新鮮です。水垢は毒ではないが、タンク内の清掃をしておくといいです。
巨大地震が起きて停電したら、冷蔵庫の冷凍品を冷蔵室の最上段に移し開けないようにします。最初の1〜2日は備蓄しておいた非常食を食べ、2〜3日で冷蔵庫を開けると、冷凍品がほどよく自然解凍され、冷蔵室の食料も保冷されているので、バーベキューをするといいです。カセットコンロと予備のガスボンベの準備も忘れずに。
3つ目のトイレは猫砂がオススメです。市販の猫用の猫砂で軽い紙製や木製のものなどが○。水分も匂いも吸収するので、便器に燃えるゴミのゴミ袋をかぶせて猫砂を入れ、用を足しましょう。使用後は燃えるゴミとして処理できるのも猫砂のいい点です。

まとめ

赤ちゃんには紙おむつ・液体ミルク・ベビーフードも多めにストックしておきましょう。とにかく、備災は実行しないとなんの意味もありません。この機会に家族で話し合い、ぜひ備災のための行動を起こしいていただければと思います。

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